アノマロカリス展、カンブリア紀の生物の記念特別展示会へ




愛知県蒲郡市にある「生命の海科学館」の20周年記念に合わせて開催された記念特別展「カンブリアン・キングダム~アノマロカリスとなかまたち~」へ行ってきました。

まだ学生だった頃に「NHKスペシャル 生命 40億年はるかな旅」を見てからというものの、カンブリア紀、特にアノマロカリスのファンとしては、この展示会を見つけた時は心躍りました!

カンブリア紀の不思議な生物たちを中心に、海で生まれた海洋生物の変遷について、化石、資料、映像交え、さまざまな角度から紹介されているとのこと、早速行ってみることに。

古生物ファンの心を掴む!カンブリア紀とは

現在生きている動物はおよそ38種類に分類されますが、その全ての祖先となる生物が出現したのがカンブリア紀(5億4200万年前~4億8830万年前)です。ありとあらゆる生物をの進化の試行錯誤のような、生物の多様な基本構造が出そろった時期で、今いる生物とは似ても似つかないも生物も出現。生命の歴史から考えるとわずかな期間で多彩な動物が出現したので、カンブリア爆発(進化の大爆発)とも言われています。

海の中を、ゆっくりと泳ぐアノマロカリスの映像。身体の左右にあるヒレを使って泳ぎます。かわいい。

カンブリア紀の海の王者「アノマロカリス」

アノマロカリスの化石は、世界の様々な場所で発掘されています。エディアカラ動物群(オーストラリア)、バージェス動物群(カナダ)、澄江ーチェンジャンー動物群(中国)。

カンブリア紀には海の底だった場所で生きていた生物が、現代の山の上で発見されるのですから、地球って地殻変動を繰り返すある意味生き物なんだなと歴史の長さを感じます。化石は、まさに、その時代を一瞬で閉じ込めたタイムカプセル。

この全貌化石はレプリカでした、さすがに本物は持ってこれなかったみたいです。でも、この左右にあった触手だけの化石は、ホンモノでしたよ!

こちらの、アノマロカリスの頭部にある2本の触手の化石はホンモノでした。この触手、最初はエビの一種だと思われていたんですよね。なのでアノマロカリスの名前の由来、つまり言葉の意味は「奇妙なエビ」です。

アノマロカリス以外にも、カンブリア紀の生物がたくさん展示されていました。

カンブリア紀の脊索動物「ピカイア」

最初、背骨を持つ人類の祖先か?!と言われていましたが、これより古い時代で脊索動物がみつかったようではあります。それでも遠い親戚ですから、ピカイアには親近感があります。ナメクジウオに似た、お魚みたいな小さな化石です。

売店で売られていたピカイア。(手乗りサイズのフィギュアです)つやつやしたエンガワみたい。

大きなカラを背負って泳ぐ「カナダスピス」

その姿はちいさなエビのよう。現代の海にいても、違和感がなさそう。

売店のカナダスピス。丸っこい。なんだかヤドカリ風。

背中に針を持っている「ハルキゲニア」

どっちが足なんだろう、と学界でも一時逆の解釈をされていたハルキゲニア。ピカイアより小さいくらいのサイズ感です。

売店のハルキゲニア。ちっちゃーい、目と口がついている。細かく再現されていますね。

最古の魚類「ハイコウイクチス」

最古の~というキャッチフレーズは数年ごとにアップデートされそうで怖いんですが。お魚の祖先です。

売店にバージェス・モンスターたちのフィギュア

売店では、人気のバージェス・モンスターたちのミニモデル、フィギュアが売られていました。1個550円。

マルレラ、アノマロカリス、ピカイア、ハルキゲニア、オパビニア、オレノイデス、カナダスピス、ウィワクシア。色使いはデザイナーさんのセンスでしょうが、鮮やかですね!

我が家には今、アノマロカリスとオパビニアがいます。

オパビニアは、NHKスペシャルの番組内で進行役の毛利衛さんが、手乗りオパビニア(TV上のGC演出)をされていたのを見て、ずっとやってみたかったんですよね。ぱっちりした5つの目、触手を使って獲物を口に入れようとしている様子が愛らしいです。

アノマロカリスはなぜか青紫色でびっくりしました。イメージと違う…。でも、触手も、輪切りのパイナップルのような歯も、丁寧に再現されていて、素晴らしいです。なお、アノマロカリスの体長は大きいもので2mほどあるので、実際には手に乗りません!

ひとつひとつ絵付けは手作りなので、微妙に違いがあり、売店のお姉さんに「自分でお気に入りの子を選びたいので在庫全部見せてください」といって、引かれる(笑)吟味して納得して購入できて、満足です!

このカンブリアモンスターは、ネットでも買えるみたいです。しまった、全部揃えたくなってしまう…!

この本も気になっています。豊富な写真やイラストで小学生でも楽しく読めるという「カラー図解 古生物たちのふしぎな世界 繁栄と絶滅の古生代3億年史」カンブリア紀の生物たちの最新の姿や学説がフルカラーで読めるという素敵な一冊。

最後に、生命の海科学館の中庭にある池がシュールすぎる件。ティラノサウルスとアノマロカリスが同じ空間に。白亜紀と古生代、本来なら出会うことのなかった時代の強者のコラボ、いいですね。いつまでも見ていられる。絶対また来よう。

生命の海科学館の営業時間、アクセス、MAP

住所:〒443-0034 蒲郡市港町17-17

開館時間:午前9時から午後5時(科学館入館は午後4時30分まで)

休館日:毎週火曜日、12月29日から1月3日
※火曜日が祝日の場合は、その翌日が休館日。
ゴールデンウィーク・夏休み・冬休みなどは火曜日も開館しています。

http://www.city.gamagori.lg.jp/site/kagakukan/