若者の投票率の低さと、おばあちゃんに教わった選挙の課題




今日は総選挙ですね。

期日前投票を済ませたので、その時の様子や考えたことなど書いてみようと思います。

長蛇の列に並び始めて、投票まで30分の待ち時間。

期日前投票のために市役所へ行くと、会場の前は長蛇の列。台風21号の影響でしょうか、こんなに並ぶなんて…。

ディズニーランドなら「待ち時間〇〇分」というプラカードがありますが、特に何もなく、「最後尾はこちらです」とマスクを付けた恐らく市役所の職員であろう男性に案内されました。(休日出勤お疲れさまです)

行列にはもちろん座る場所もなく、蛇行しながら詰め詰めに並んでも、すぐ背後はエレベーターという状態まできていました。期日前投票なのにこんなに人が多いなんて。総選挙当日の今日になって「期日前投票、10日間で1564万人 過去最多ペース」とネットニュースを見ました。

「ここから並ぶのか…」とちょっとげんなりしつつも、帰る訳にもいかないので並びます。

選挙の若者離れとその理由を考える

並んでいると気づいたのですが、若者が本当に少ない。

18歳以上が投票できることになったはずなのですが、10代はおろか20代前半も見当たらない…自分と同世代の人を見つけるのにも、やっと2、3人くらいでした。

有権者を年齢5歳ごとに区分した年齢階層別に投票率をみると、20~24歳が29.72%で最も低く、70~74歳が72.16%で最も高いそうです。(第47回衆議院議員総選挙における年齢別投票状況より

なぜ若者は投票に行かないのか。自分ならこの3つかと思います。

  1. 政党別のマニフェストを調べるのが面倒。
  2. 投票のためにわざわざ出かけるのが面倒。
  3. 投票して何が変わるのか分からない。

1は、今やネット上で各政党のマニフェストや同じ議題について賛成・反対等の意見を取りまとめてくださっている有難いサイトがありますので、私はこれを見ます。それと各政党のサイト公開情報ですね。でも、その情報は自分で調べないと勝手に入ってくる情報じゃないので、調べるのに手間が掛かります。

2は、選挙に行っている私でも、この時代に、なぜインターネット投票ができないんだろうと率直に思います。マイナンバーカードのコピーを画像送付で投票とか。それに政党別のマニュフェストも添付してくれたら同時に読めて完璧なのに…!出口調査はすでにiPadなのに、と。

3は、もともとの若者の人数が少ないのに、投票しても大多数の高齢者の意見が反映されるんでしょう、という若者の考えです。多数決の不平等でしょうか。ただ私が知る限り年齢に限らず若い考えをもった人はいて、自分だけのことではなく自分の子どもや孫のことを考えて投票する人たちもいて、その意味で、若者の若者のための1票に意味はあると思っています。選挙権を得てからずっと選挙に行っているのはそんな理由からです。

おばあちゃんに教わる選挙における配慮すべき課題

選挙会場に、手押し車を押しながら来ている、腰の曲がったおばあちゃんがいました。

家族と来ていらっしゃるのか、長蛇の列には並ばずに、家族が順番が来て呼びに来るまで応接スペースで座っておられました。そうだな、この行列に並び続けるのはしんどいだろうな、早く順番が来るといいなと願いながらふと思いました。

30分この行列に並ぶのが難しい人、たくさんいるんじゃないのかなと。

身体にハンディキャップのある方や、乳幼児のお子さんを抱えたお母さん、30分静かに行列に並んでいることが難しい幼いお子さんの両親もそうかもしれません。何か改善できる方法があればなあと思いました。

そのおばあちゃんとは、選挙の投票時にも偶然一緒になったのですが、手先が不自由なようで、2つに折った投票用紙を、あの細い投票箱の隙間に上手く入れられないようでした。

私は横からその投票用紙をつまみ、そっとおばあちゃんと一緒に紙を中へ入れました。お礼を言われて恐縮してしまいましたが、この投票箱を作った人は、手の不自由なおばあちゃんのことまでは考えが至らなかったのだなあと思いました。

そう考えていくと、先ほど案に出した「インターネット投票」は、今ある課題を解決することも可能ですが、一方でインターネットに慣れない方々への配慮やセキュリティ面等、実現には配慮しなければならないことも沢山あるのだろうなあと思いました。

最後に、普段じっくり見ることもない市役所内ですが、行列に並んでいる間ひまなのでじーっと見ていると。書類やファイルが乱雑に置かれていて意外に片付いてないんだなと親近感が…。(でも整理整頓と電子化は進めてほしいですけれども!)

ふと壁を見ると紙が貼ってあって「部長が責任をもって屋内空調を28度設定にすること」などえっと驚く細かいルールが貼ってあり、紙のファイルの中に沢山うちわが差してあったり。贅沢をしない細かい努力を垣間見ました。選挙のために休日出勤してきた方の席には雨具にカバンにペットボトルのお茶が。選挙に関わられた皆さま、お疲れさまでした。