考え方や行動が変わるほど本当におすすめの本 7冊




ずいぶん昔に買った本でも、ずっと手元に残しておきたいと売らずに取っておいたり、ことあるたびに読み返したくなる本があります。

これまでの社会人生活のなかで、読んで考え方や行動が変わるほど大きな影響を受けた良書を紹介したいと思います。

1. 対人関係、人生に悩むすべての人へのあたたかいエール

嫌われる勇気

岸見 一郎、古賀 史健 (著)

人生に悩む青年と、先生と呼ばれる哲学者の会話によって物語が進行します。「ほんとうの自由とはなにか」という青年の問いに対して、先生は「自由とは、他者から嫌われることである」と言います。

他社の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。

日本人は特にかもしれませんが、人の目を気にして〇〇できない、というケースに陥る場合が少なからずあったりします。もし今、毎日に生きづらさを感じている人がいるとしたら、この本が救ってくれます。

アドラーは「一般的な人生の意味はない」と語ったあと、こう続けています。「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と。

「生きる意味」についてのどの答えより、しっくりきました。

タイトルは「嫌われる勇気」という少々マイナス面にキャッチーな印象ですが、内容はとても優しく、人生は今からでも幸せになれるという愛にあふれた自己啓発の本です。読み終わった後にあたたかい気持ちになれる一冊です。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

2. デキるビジネスパーソンは「数字で」語る

数学女子智香が教える仕事で数字を使うって、こういうことです

深沢 真太郎 (著)

数字に強い数学女子と、経験と直感で仕事をする文系男子がアパレル企業の企画部門で一緒に仕事をするという、大変読みやすいストーリーです。(文系で数学が苦手な私でも楽しく読めました!)

平均、標準偏差、相関関係、グラフなど、数字を使い慣れた方には物足りない内容かもしれません。しかし初歩的なその内容を、実際のビジネスシーンでの使い方にストーリー形式で分かりやすく展開しているので、特に初心者にとって大変役立つ本です。

数学女子が唯一、数字でない話をするシーンが印象的でハッとしました。

社長の直感での意思決定が失敗した後と、数字を使って議論した結果もふまえてした意思決定が失敗した後では、従業員の心情は違っていたと思います。

いきなりハイレベルな関数を使って小難しい分析をする必要はなく、数字を使って考えて話そう、と素直に思えた1冊でした。

数学女子智香が教える仕事で数字を使うって、こういうことです

3. 振り返ってみても、20代で読んで良かったと思う本

20代で人生の年収は9割決まる

土井 英司 (著)

この本を就活中の大学生が読んで実践すれば、向かうところ敵なしです。

なかでも印象的なのが「すでにプライベートを費やしていることから+αを作り力を発揮しよう」という部分。

あなたが営業社員である以上、営業はできて当たり前。人と差がつくのは、できることではなく、+αの部分です。それがあなたの「得意分野」となります。

自身を振り返ってみると、広告・宣伝・販促・広報という分野でずっと仕事をしてきましたが、声に出して表現することが好きで、副業でナレーターをしたり、司会をしたりしてきたことが「得意分野」です。

社内で司会を嬉しそうに引き受ける人物は稀なので、パーソナルブランディングになりました。他部門との連携が多い職種なので、顔とキャラクターを覚えていただくことで、社内で随分仕事がしやすくなったのです。

そんな風に、読んだ知識が役立っているなあと思える1冊です。

20代で人生の年収は9割決まる

4. いつも手元に置いて何度も読み返したくなる珠玉の名言集

ギリギリまで動けない君の背中を押す言葉

千田 琢哉 (著)

  • 迷ったら、すぐに評価されないほうを選ぶ。
  • 仕事ができるための必須条件は、短気であること。
  • ボツになった企画の山が、その人の可能性。
  • 人間にとって一番かけがえのないものは、圧倒的な自由。
  • 「家族のためにイヤイヤ」働いていると、子どもが非行に走る。
  • あなたの人生を、フェルメールのような絵にする。

何度も読み返しすぎて、すでに暗記してしまった言葉も多いくらいです。

それぞれの言葉に解説があり、その意味を考えながら味わうことができます。

迷ったとき、何かの岐路に立ったとき、つい手に取ってしまう1冊です。
ギリギリまで動けない君の背中を押す言葉

5. 社会人4年目、フィリピン英語留学のきっかけになった本

フィリピン「超」格安英語留学

太田英基 (著)

この本をきっかけにフィリピン英語留学に興味を持ちました。結果的には現地出版社の編集職で採用され、働きながら英語を学ぶチャンスに恵まれましたが、この本が役立った場面は多かったです。

フィリピンの主要物価や持参すべき持ち物リスト、フィリピンでの携帯電話の選び方など、ここまで細やかに書いている本は他にないのではないでしょうか。

ニッチな分野なので、実際に検討している方に、おすすめの1冊です。

フィリピン「超」格安英語留学

6. 日本の働き方がグローバルスタンダードでは決してないと知る

フィンランド流 社長も社員も6時に帰る仕事術

田中健彦 (著)

8割の男性が育休を取得するイクメン大国として有名なフィンランドですが、その背景にある歴史、文化、職場環境、政治、休暇の楽しみ方など様々な情報を網羅した本です。

  • 北欧の小国であるフィンランドは、国がグローバル市場で生きていくためには、英語こそ、全国民に習得させる必須の言語だ、という強烈な認識がある。
  • 日本では「ほかの人たちと強調してやっていける人間を育てる」ことを重視するのに対して、フィンランドでは「人生のすべての面で、個人として自立した生活ができる人間を育てる」ことにある。
  • 7月に入ると、会社の中はガラーンとしてしまう。社員が一斉に夏季休暇を取るためだ。人々は子どもたちと一緒に、別荘でのんびりと休暇を楽しむのだ。その間、日本にいるパートナー企業だけが「おーい、欧州はどうなってるんだ」と、汗を拭きながら、イライラしている。

フィンランド流 社長も社員も6時に帰る仕事術

7. 人生を変える、ビジネスパーソンとしての働き方のエッセンス

働く君に贈る25の言葉

佐々木常夫 (著)

佐々木常夫さんという方は凄い方で、うつ病の妻と自閉症の長男を守るために毎日6時に退社しながら社長に登りつめた方です。

この本は、佐々木さんが社会人になったばかりの甥の遼君(仮名)に向けた手紙という形で執筆されています。とても読みやすく、語りかけられているような激励の手紙です。

  • 目の前の仕事を一つひとつ、自分なりの工夫を加えながらやり続けるなかで私は成長していきました。その後、いくつも大きな仕事を手がけることができましたが、それは「目の前の仕事を一生懸命やる」ことの延長線上にあったのです。
  • 自立した人間とは、自分の力で環境を変えていこうとする人間なのです。
  • 「それでもなお」という言葉で、自分を磨き続けなければなりません。

働く君に贈る25の言葉
このブックレビューが、皆さまの本を選ばれるときのご参考になりましたら幸いです。